小物がやってきた?
前回のブログで書きましたが、大学時代の友人に修理品を渡すついでにスタジオに入り、私はラップスチールを試す機会を得ました。
ちゃんとしたスタジオで、しかも名機と言われるフェンダーツインリバーブで音を出したのはもちろん初めてで、これはさすがにいい音だったわけです。
交換したP90ピックアップとツインリバーブの相性が良かったのかもしれませんが、それにしてもあの熱い音は腹の底にグッとくるものでした。
こういう体験をするとそのギターに一層愛着がわいてしまうものです。
そんなことを考えながら職場近くの100均(チェーンではなく個人店)をブラブラしていましたら変なものを見つけました。
この店の隣が手芸屋さんなのですが、もしかしたらそこから出てきたのかもしれない中古の手芸工具(革細工の工具?)の数々でした。
その中の一つ、何に使うものなのかはさっぱり分からないのですが、鉄の丸棒があったのです。
これはもしかしたらラップスチールのトーンバー(スライドバー)として使えるかもと思い、200円出して連れ帰ってきたのです。

左が普段使っている4000円くらいのヤツで、右が今回手に入れた謎の棒。
本来トーンバーは右のようなタイプが主流だったのですが、最近は左のタイプが増えてきたようです。持ちやすいですしね。
右のタイプのトーンバーもちゃんとしたものであれば5000円くらいはするかと。
とりあえず連れ帰ってみたものの、長年酷使されてきたようで結構錆が浮いています。
キッチンペーパーで包んでお酢をかけて30分放置しその後洗浄しました。それが上の写真です。
このまま使ってもいいのですが、サビの部分に弦が当たると音がきれいに鳴らない可能性があるため、サビの無い面を下に、つまり錆の面が上に来るように、それが一目でわかるように細工をします。

上になる面の先端を少しだけ平らにします。ちょうど人差し指が当たるところですね。
こんな感じに出来上がりました。

次に下の面、弦に接する面ですが、こちらの先端が少し弦に引っかかる感じがあるのでテーパーを付けていきます。

荒削りの後はサンドペーパーで。

ピカールで仕上げた後、コーティング用に蜜蝋を塗りました。

結構良い感じです。
トーンバーにはサイズが色々あるのですが、今回私が手に入れたものは一番細いタイプのトーンバーとほぼ同じサイズということが判明しました。
200円で手に入れた上、しかも手芸用品なのに、それを加工してそこそこ使える道具になってしまうと、これまた一層愛着が沸いてしまいそうです。
ところでこの棒、磁石がくっ付くので素材は鉄だと思いますが、鉄って案外加工が楽なんですね。
黒檀より楽かも~

普通の鉄は案外柔らかいですね。鋼鉄になると固いです。ステンレスは加工が難しくなります。
やっぱりそうなんですね。他にもたくさん売ってたので、加工してオリジナル工具でも作ろうかな・・・